よく猫が爪を研ぐといいますが、これは爪を新しくしているのです。また、同じ猫の爪でも前足と後足が違っています。爪の数は前足が5本、後足は4本です。
後足の爪は、前足のものとは違っていて、太く、曲がりかたも少しゆるくなっていて、先も前足ほど鋭くありません。
これはいつも体重をささえたり、走るときに地面や床を強くけったりするのに都合がいいように、使っているうちに変化してしまうのでしょう。ですから猫の後足の爪をみれば、おおよその年齢がわかるほどです。
また、猫が爪を使うときは、できるだけ足を開いて爪をむきだします。これは目標をまわりからとり囲むように、ツメをむかい合わせるためです。
そのため敵と戦うときは、爪をいっぱいに広げて叩きつけます。そして、自分の体を守るときは、あおむけになって4本の足をむけて、全部の爪を広げて敵を防ぐのです。
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