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腎不全

腎臓をはじめとする泌尿器系の役割はオシッコをつくり、老廃物など猫の体内に不要になったものを体の外へ出すことです。この腎臓も加齢とともに機能が徐々に衰えてきます。

特に猫は他の動物と比較して、たんぱく質の要求量が高く、水分摂取量が極めて少ないため、とても濃いオシッコをする動物なのです。そのため猫は、腎臓などの泌尿器系への負担が大きく、これらの臓器・器官の病気を引き起こしやすいという特徴を持っています。

腎臓の機能が十分に果たせなくなった状態、つまり腎不全になると、猫の体には老廃物がたまり、元気もなくなり、食欲は落ち、嘔吐、体重減少、貧血などの尿毒症という状態に猫は陥ります。腎不全になって、腎臓の機能が壊れてしまうと、二度と元には戻りません。

そのため、猫が6歳過ぎれば、定期的に健康診断を受け、血液や尿の状態を知り、また、低タンパク質の食事療法を取り入れるなど、日ごろからのケアが大切です。

最近では有効成分のテルミサルタンを含有する猫の慢性腎臓病治療薬として「セミントラ」というく薬が販売されています。

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