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猫の目

猫の目犬の感覚は、鼻、耳、目の順に優れていますが、猫は、目、耳、触覚の順にすぐれています

猫の目は、瞳孔(黒目の中が大きくなったり小さくなったりする部分)が犬や人間と違って、目を閉じたときには縦に細くなり、暗いところでは黒目いっぱいに丸く広げることができます。

また、体の大きさに比べて、目が大きくしかも黒目が大きいことも猫の目の特長です。従って、猫は上下を広く見通すことが得意で、小さいものや少し動くようなものでも、決して見のがすことはありません。

それに、物の距離や高さなども正確にみることができるのです。そのため、飛んでいる小さな虫や鳥でも巧みにとらえることができるわけです。

また、暗やみの中でもはっきりと物を見ることができます。それは目の奥の細膜のうしろにある、わずかな光もよく集める反射板が発達していて、光の刺激を十分に受けるにとができるからです。このため猫の目が、夜、光って見えるのは、目の奥の反射板が光って見えるからです。

ただし、猫は目は犬と同じように、色の区別がまったくわかりません。

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